現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > マクラーレンVSフェラーリ、その差は0.1秒以内? バスール代表「些細なことでヒーローにもゼロにもなり得る」と接戦予想

ここから本文です

マクラーレンVSフェラーリ、その差は0.1秒以内? バスール代表「些細なことでヒーローにもゼロにもなり得る」と接戦予想

掲載
マクラーレンVSフェラーリ、その差は0.1秒以内? バスール代表「些細なことでヒーローにもゼロにもなり得る」と接戦予想

 今季のコンストラクターズランキング上位を争うフェラーリとマクラーレン。2チームのパフォーマンス差は、サーキットによる部分はあるものの「0.1秒以内」だとフェラーリのフレデリック・バスール代表は考えている。

 2024年シーズン開幕から5戦を終えて、フェラーリは一貫して上位を争い、オーストラリアGPではカルロス・サインツJr.が優勝。現時点でレッドブルのマックス・フェルスタッペン以外で今季唯一のウィナーである。

■ホンダF1、2026年導入の新PU開発は”計画通り”に進行中。まずは重要度高まる電気部分に注力

 しかしマクラーレンのランド・ノリスは、直近の中国GP決勝でフェルスタッペンに次ぐ2位フィニッシュ。フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが4位、サインツJr.が5位に終わった。

 中国GPでフェラーリはマクラーレンから一歩後れを取ったのかと訊かれたバスール代表は、チーム間の差は、各サーキットでマシンのパフォーマンスを最大限に引き出せるかどうかにかかっていると答えた。

「0.1秒か0.05秒の差だと思う」とバスール代表と言う。

「たとえばメルボルンでは、60周を回って8秒前でレースを終えた。我々が持っているモノからベストを引き出せるかどうかにかかっているのだ」

「正直なところ、我々は開発の話をしている。まずチームとして、今あるモノを最大限に発揮する必要がある。ただ今回(中国GP)はその仕事ができなかった」

「ある週末と別の週末で状況が大きく変わる訳ではない。コースによるモノもあれば、路面によるモノもある。(上海国際サーキットの)路面を理解するのはとても難しかったと思う。このフォーマットによってね」

「つまり、このような状況理解やアプローチが最後に差を生むということだ。我々が話しているのは0.1秒に関するモノで、0.5秒について話している訳ではない」

 またバスール代表は、勢力図が見えない現在の熾烈な上位争いでは、些細なことが大きな違いを生み出すと語った。

「普通の週末なんてない。シーズン序盤だから、全体が非常にタイトだ」とバスール代表は言う。

「おそらく、マックスが速いこともあるだろう。しかし0.1秒に6~7台がひしめく集団なのだ。細かいことで、ヒーローにもゼロにもなり得るということだ」

「9番手からスタートした場合、レースはもっと難しくなる。速かったとしても、レース序盤はダーティエアーの中を走ることになるからね」

「しかし基本的には、速かったとしてもオーバーテイクには苦戦する。大きなスピード差がなければね。最初の10周でタイヤを痛めてしまえば、その後は戦えないも同然だ」

「全てを上手くやりこなすことができるかどうかだと思う。我々としてはクリーンな週末ではなく、ミスが多すぎた」

「このグループでは、完璧な仕事をしなければ上位に食い込むことはできない」

こんな記事も読まれています

トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
AUTOSPORT web
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
グーネット
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
AUTOCAR JAPAN
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
AUTOSPORT web
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
AUTOCAR JAPAN
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
Auto Messe Web
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
AUTOCAR JAPAN
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
AUTOCAR JAPAN
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
driver@web
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
WEB CARTOP
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
GQ JAPAN
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
日刊自動車新聞
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
乗りものニュース
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
motorsport.com 日本版
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
グーネット
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
グーネット
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村